「バフェット・クラブの金言」を読んだ感想

こんにちは

 

今日も投資に関する話で、最近読んだ「バフェット・クラブの金言」(著者:安部修平 発行:日経BP)という書籍についてです。

 

バフェットとは投資の神様ウォーレンバフェットさんのこと。

著者の安部修平さんが、バフェットさん等の投資家の方々の教えをかみ砕いて、どういう考え方をすればよいのかを書いてくれいる書籍です。

 

本のタイトルに「漫画でわかる」と書いていますが、正直なところ漫画は4コマ漫画が1つ各単元ごとにあるだけだので、漫画だけで内容が理解できるという感じではありません。

 

しかし、そもそもの文章がよみやすく、わかりやすく書いてくださってるので、4コマ漫画も相まって、理解しやすい内容になっていると思いました。

 

私が、この書籍で個別株への投資をするうえで重要だと学んだことは

 

①良い企業、かつ安い企業を探す
②なぜ安いのかを考える
③株価が正常化する裁定プロセスためのカタリストを言語化する

*カタリスト・・・本書内では「きっかけ」と訳されています。

 

これだけでは分かりませんでしたが、内容をしっかり本書内で説明されていました。そのなかでも私が気になった点は以下のとおりです

 

① 良い企業の条件

 ・その市場が成長するか

 ・ビジネスモデルが優れているか

 

はやり、ここで思い出したのは、奥野誠一さんが「教養としての投資」の中で書かれていた「高い参入障壁があるか」ということでした。成長する市場には参入企業が増えるため、競争力のあがあり、高い参入障壁が維持できるビジネスモデルかが重要なのではないかと思います。

 

② なぜ安い状態が発生するのかについては

 ・市場参加者の投資行動にバイアスがかかっている

 

相場の格言に「悲観で買い楽観で売る」というのがあるそうです。市場全体が悲観的で、本来の価格以上に安くなってしまっている状態をしっかり見極めることが必要であると理解しました。

 

③ 株価が正常化するためのきっかけ(カタリスト)

 

資本主義の大前提として、市場には異常な状態を正常にするメカニズムがあり。「異常なことは続かない」ようにできていると。

ただ、それでも安く放置されていることが存在するので、経営者の交代、法律・規制の変更等があった場合に正常化するきっかけとなると理解しました。ただ、とてもこれの時期を特定するのは難しいとのことですが、経験を積むことで予測ができるようになるとのこです。

 

以上の内容を見てきましたが、やはり状況を冷静に分析して、周りの雰囲気にのまれずに自分の頭で考えていくことなのではないかと思いました。

(言うは簡単ですよね・・・)

 

ともあれ、投資の未経験・経験者であることを問わず、投資の重要な考え方を学べるよい本であると感じました!

 

ぜひ読んでみてください。

 

ではでは